LINEの友だち追加や公式サイトへの誘導で、QRコードを載せる機会が増えました。 ところが刷ってから読めないことに気づく事故が、意外と起きます。 原因はほぼ決まっているので、先に押さえておきます。
① 余白が足りない
QRコードは、四辺に余白が要ります。規格では、コードを構成する最小の四角 (セル)の4個ぶんが必要とされています。
デザイン上「詰めて置きたい」場面は多いのですが、ここを削ると読み取り機が コードの範囲を認識できません。枠線で囲むのも、余白を潰すので避けます。
② サイズが小さい
必要な大きさは読み取る距離で決まります。よく使われる目安は 読み取り距離のおよそ10分の1です。
- 手に取るチラシ(30cm)→ 3cm前後
- 立ち止まって読むPOP(50cm)→ 5cm前後
- 壁のポスターを1mから → 10cm前後
あくまで目安です。入れる情報量が多いほどコードは細かくなるので、 長いURLを入れると同じ大きさでも読みにくくなります。 短縮URLを使うと、コードが粗くなって読み取りやすくなります。
目線より上に貼ったものは、スマートフォンを向けるのが難しく、 距離も2m以上になります。それに見合う大きさのQRは現実的ではありません。 高所の掲示物にQRを載せるなら、別の誘導(検索ワードやID)を併記してください。
QRコードの作成と配置も、こちらで行います。リンク先をお知らせいただくだけです。ご依頼の流れを見る →
③ 色を反転している・色数が足りない
「黒白では地味だから」と、背景を暗くしてコードを明るくする(反転する)と、 読めない端末が出ます。読み取り機は「明るい地に暗いコード」を前提にしているためです。
色を付けたい場合は、地を明るく、コードを暗くの関係を保ってください。 薄い色どうしの組み合わせも、明るさの差が足りず読めなくなります。
④ 印刷と設置の条件
- 光沢紙 … 照明が反射して、角度によって読めません
- ガラス越し … 店外から窓の内側の掲示物を読ませる場合、反射で苦戦します
- 曲面 … 柱に巻いたものはコードが歪みます
- 濃い紙・特殊紙 … 地の明るさが足りなくなることがあります
刷る前に必ずやること
原寸で出力して、実際に読み取ってください。画面上のデータが読めても意味がありません。 確認のときは次の3つを変えて試します。
- 端末を複数(iPhoneとAndroidで読み取り性能が違います)
- 距離(想定している距離と、その倍の距離)
- 明るさ(店内の照明に近い条件で。暗所も試す)
ご依頼のときは
リンク先のURLをお知らせいただければ、こちらでコードを作って配置します。 リンク先が後から変わる予定がある場合は、先にお伝えください。 短縮URLの転送を使うなど、刷り直さずに済む形にできます。